和白干潟情景

和白干潟とその周りをご紹介します 

 ・和白干潟とそのまわり  ・和白干潟について  
 ・和白干潟の位置  ・和白干潟の今、このごろ
 和白干潟とそのまわり 
【  塩浜海岸の周辺 】
 五丁川河口の手前にあるアシの貴重な群生地。整備が進めば先々なくなるかもしれません。カワセミや夏場にはオオヨシキリが見られます。
 
 小さな河川(五丁川)の河口。この河口を挟んで両側が塩浜海岸。ここはカワセミの立ち寄り場所になっていて、ちょうど頃合いの潮どきにはカワセミに会える確率は高いです。
 
展望所
 五丁川の河口から見た塩浜海岸。展望場所があります。その左側のスロープは、戦時中の水上飛行機の出入り場所だった名残です。この塩浜海岸を先に進むと奈多海岸です。 
 
干潟の東側
 塩浜海岸(この画面の右手)の散策路の北側は水路で海水も出入りしています。そのまた東側は農地です。  塩浜海岸散策路。眺めもいいし、空気もうまい、最適のウォーキングコースになっています。
 
 塩浜海岸の東端からの風景。この方面は干潮時には100mほど先までが干潟になります。
 
 五丁川河口の福岡市塩浜ポンプ場(雨水排水機能)横に新開築堤記念碑(昭和34年建立)があります。この石碑に刻まれた文面によると、「この地区の堤防は約160年前(安政5年)に黒田藩によって築堤され、農地を保全した」、とあります。昔は有名な塩田もあったようです。(堤防は現在は改築されています。)

記念碑に刻まれている内容
 下和白沖の畑より奈多宝塚に連なる延々2.5kmの築堤は黒田藩士松本平内を吟味役(今でいうところの「監査役」)、博多の侠商、大山忠平、鳥羽屋七蔵、菊野屋貞次を御用達とし、中国の人長尾増平を総棟梁として嘉永6年の4月に着工 その後6年の歳月を費やし 安政5年の末に完成せる一大土木事業たり 是による干拓地31町歩はかつては塩田として和白塩の名声を馳せ 今日においては蔬菜(ソサイ)園芸の興隆を招来せり 更に此の築堤の恩恵は 約250町歩の農地を保全し 本町永世発展の礎となれり 依って茲に全町民感謝の誠を籠めて(コメテ)その業績を頌(ショウ)する
 昭和34年 和白町 建立
【 波切不動尊 】
  ”この地域を水難災害から守ってもらいたい”と祈願する不動尊。塩浜海岸の遊歩道にあります。今でも地域の人たちによってしっかりと管理されています。
 この地域は遠浅を埋め立てた干拓地で、昔は今よりも土地が低く、暴風雨、台風などで堤防が決壊したりして何度も水害にあっているようです。
 
【 奈多海岸の周辺 】
 奈多の海岸から望む和白干潟。遠方は香椎、千早。アイランドシティにも多くのビルが建ちました。前方に見えるのはアイランドシティの北東部で、この場所は野鳥公園として整備工事中です。(名称決定:「アイランドシティはばたき公園」、2024年4月に一部完成し、入場可です) 
 
干潟
 奈多小学校前の堤防工事が2024年に完成しました。
干潮時には、シギやミヤコドリがやって来ます。
 干潟そのものはなんと言うことはない、ありふれた干潟。しかし、親しみやすさからみると、大きくもなく小さくもなく適当なサイズかも。
 和白干潟と奈多団地の間の水路。ここでも渡り鳥が見られます。時にはクロツラヘラサギを見ることもあります。 奈多海岸散策路
※現在はこの堤防が更新工事中で通行不可です。
満潮時の干潟
 和白干潟も満潮時はここまで潮が上がります。この堤防がなかったら暴風雨、台風で、左側の農地などは相当な被害を受けるでしょう。堤防の原型は江戸時代に苦労の末に築堤されたそうです(上記の新開築堤記念碑を参照)。
 
【 雁の巣の周辺 】 
 雁の巣の海岸から東側(和白、唐の原) を望む。この海岸にはそれらしい堤防はありません。
 
 雁の巣の漁港風景、いつものんびりとした雰囲気です。 
 
 漁港の西側。 遠方には雁の巣レクレーションセンターがあります。
 
 海の中道大橋の橋下からの風景です。 
 
 海の中道大橋の橋上からの和白干潟。満潮時にはミヤコドリなどが休憩している姿を見ることもあります。
 
【 和白の周辺 】
JRと西鉄の和白駅
 和白駅はJRの駅と西鉄電車の駅が隣りあっています。
この駅から南西側(左側)に5分も歩けば和白干潟です。
  和白側の干潮時の様子。大潮の最干潮時は100mほど先までが干潟になります。先まで行くには長靴が必要ですね。遠方にみえるのは塩浜海岸です。
 このような状況ではこちらの姿が丸見えなんで、水際の水鳥に近づくことは困難ですね。
 正面にみえるのは”海の中道大橋”、飲酒運転による痛ましい交通事故がありました 。橋の左方面はアイランドシティです。
 
   満潮時には休憩するカモたちが見られます。アシ原の左側には雑木帯が広がっています。”海の広場”から見る唐の原方向のアシ原です。
 和白側での水鳥観察は、潮が適度に引いたくらいがちょうどよさそうです。潮が満ちてくるのをじっと待つのもありですね。満ちるのに合わせて鳥が近づいてきます。
 
【 唐の原の周辺 】 
 唐の原川河口に広がる干潟。背後は住宅地になっています。
 堤防が目隠し代わりになって、意外と近くで水鳥観察ができる場所です。干潮時にはミヤコドリも好んでやって来ます。
 
  和白干潟について
 和白干潟は福岡の博多湾の東部にある貴重な干潟で約80haほどの広さがあり、バードウォッチングポイントとしても有名です。春には潮干狩りの人たちで大賑わいです。なんといっても潮干狩り料金なんてないんですから。
 ここは福岡市中心部からでも車で約30分でいける近さにあり、季節季節にいろんな生き物が観察できます。西部の今津の干潟とともに福岡の大きなビオトープ(: biotope)といえる場所です。
 また和白干潟は、北部九州の渡り鳥の渡りルート上にあるということで例年多くの渡り鳥がやってきて、あえて”バードウォッチング”と構えなくても散歩しながらいろんな野鳥に出会えます。このような自然と接することのできる場所が近くにあるということは、福岡の魅力の1つでもあります。
 干潟は自然浄化の場所でもあり、私たちを含め生き物にとって非常に貴重な財産です。いつまでも干潟がなくならないように望みたいものです。
 
 和白干潟の位置
 和白干潟は福岡市東区の雁の巣から奈多、塩浜、和白、唐の原地区に円弧状に広がっていて、アイランドシティに囲まれた地域です。それぞれの地区には西鉄またはJRの駅があり、駅から博多湾のほうに向かえば和白干潟です。
 車でも近くまでいけます。しかし、潮干狩りのシーズンは駐車の場所に苦労をします。
 干潟でのバードウォッチングはやはり秋、冬から春がベストのようです。夏は日陰がないし、野鳥も少なくなります。
 
  和白干潟の今、このごろ 
 アイランドシティの北東部に計画され工事中であった野鳥公園が一部完成し、2024年4月24日から一般公開されました。出来立てほやほやの公園なので植えられた木々も小さく完成された姿にはまだほど遠い感じですが、今後が楽しみです。多くの野鳥が集まってくる魅力ある公園になっていってほしいですね。
 公園の名前は、「アイランドシティはばたき公園」です。
-2024年4月- 
 和白、奈多側から見るアイランドシティはばたき公園。丘の上には野鳥観察施設が有ります。  香住ケ丘から見るアイランドシティはばたき公園。このあたりから左側が和白干潟です。
 南側からアプローチします。丘の上の野鳥観察施設が見えます。 
  まだ公園外周を周回することもできず、未完成な雰囲気です。
 管理棟(横に自販機)、駐車場(最大500円)、トイレ施設は整備されています。