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OM-1用L型照準器プレート new! OM-1用Ⅼ型プレート 
GITZOのカメラ用一脚を補助脚つきにする  OM-1用照準器プレート 
車のドア用カメラ一脚 バランスプレート 
テレコンDMW-LT55にフィルターとフード 照準器
デジスコ/フィールドスコープNikon ED82 汎用型デジカメブラケット
RICOH"CaplioGX100"でデジスコ ハンドラップの工夫
EXILIM EX-Z1000用デジカメブラケッ ト
   
 ホームセンターなどで手に入る材料と家庭にある道具を使って、安くをモットーに使いやすさと機能アップを目標に工作してみました。

(過去にはこのようなこともやっていました)
 ジスコアクセサリーなどの工作・・・スコープで野鳥を観察し、デジカメでその写真を撮る・・・、「そのためにはこの機材を使ってこう撮ればよい。」というものがありません。この趣味をする人の数だけあるといってもいいのかも。それぞれ工夫を凝らしながら自分のシステムを作り上げています。私も野鳥のサイトから情報を収集し、いろいろ参考にさせてもらいながら自分にあったデジスコシステムにしていきたいと思っています。一応のセットはメーカーから準備はできますが、自分にあった使いやすさとなるとやはり自分で工夫するしかありません。スコープ、デジカメ、三脚などは仕方ないとしても、それ以外は工夫次第です。

*これはあくまで私なりの方法です。しかも、これからも改良もしていきます。製作するときは、ご自分の責任と創意工夫でお願いします。
 今はいろんな機材が市販で用意されています。照準器内臓の高倍率デジカメまであって、野鳥撮影も手軽にできるようになりましたね~。「あーでもない、こうでもない・・・」の試行錯誤も、けっこう楽しいんですけどね・・・工作の多くが過去の思い出になりました(2014年)。

■ OM-1用L型照準器プレート new!
   OM-1用L型照準器プレートを自作しました。
 OM-1用L型プレートはRRS(リアリーライトスタッフ)社などの一部メーカーにはあるものの、高価ではあるし購入して照準器仕様に改良してみようとまでは思いたちません。安価なOM-1用L型プレートが現在私が知る限りないんです。
 OM-D EM-1 Mark2用のプレートの一部を切断すればOM-1のバッテリ交換ができるようになりOM-1用として使えます。しかし、おすすめできる方法ではないのでHPでは公開していません。
 「正常スタイルで使えるそれらしきものはないかね~」と、ネット通販を探し回わりました。最近、OM-D EM-1 Mark2用のプレートで他とはちょっと違ったL型プレートを見つけました。このプレートはバッテリー部分の開口の奥行きが広いんです。「もしかしたらちょっとした改良でOM-1用に使えるかもしれない、ダメなときは干渉部分を切断して使おう」、ということで購入してみました。約2000円の中華製L型プレートですが、しっかりした作りでハンドグリップも取り付けられる仕様になっているし、底面にはカメラネジ穴が2つあり理想的です。
 ”もしかしたら・・・”、が予想どうりのよい結果になりました。改良版OM-1用L型照準器プレートの完成です。
 今回作成した市販品を改良したしたOM-1用L型照準器プレートです。照準器はアルカスイスクランプ方式で取り付けます。
 作成日:2024年3月
 OM-1のバッテリー交換をするときに、干渉してカメラ蓋があけられないOM-D EM-1 Mark2用のプレート。
 干渉部分を切断すれば使用可能になります。
   
 購入したOM-D EM-1 Mark2用のⅬ型プレート。このプレートはバッテリー交換部分の開口部に奥行きが広くあるのが特徴です。
【ベース部分の改良】  
ー作成手順①ー
 ベースプレートのカメラのバッテリー蓋が干渉する部分をやすりで削りました。試行錯誤で作業します。
 切断しなくてもOKでした。
ー作成手順②ー
 カメラのバッテリー蓋が開き、バッテリーの交換が可能であることを確認。問題なくOM-1用L型照準器プレートが作成できます、確信!。
   
ー作成手順③ー
 OM-1の底面形状とこのベースプレートの形状は合わないので、ベースプレートの周囲の立ち上がり部分を削り落とします。代わりにカメラ本体の位置合わせと回転防止のために厚1mmのアルミ板を貼り付けます。
【照準器取り付け部分の改良】  
購入したL型プレートの側面部分のプレートです。このまま使うとカメラの液晶モニターを180度開くことはできません。
ー作成手順④ー
 側面部分のプレートの不要な部分をカットします。照準器をクランプ方式で取り付けるため、パーツを準備します。
ー作成手順⑤ー
 すべてのパーツを組みつけます。
   
ー作成手順⑥ー
 塗装して完成です。
【完成です】  
 OM-1にセットしてみました。バッチリです。  照準器を取り付けたスタイルです。今後はこれを愛用することになるでしょう。
   
■ OM-1用Ⅼ型プレート
 照準器用プレートの作成で切り離し、余ったⅬ型部分を利用します。
 ベース部分との接続に新たにプレートを作りました。
 照準器用プレートのベース部分に取り付けられるようにしています。
 ベースプレートはカメラに取り付けたままに、照準器プレートとⅬ型プレートが交換可能です。
■ OM-1用照準器プレート
 照準器取り付けに利用できるプレートがOM-D-E-M1 MarkⅡ、MarkⅢにはあり、購入することもできました。しかし、OM-1用専用Ⅼ型プレートの市販品は2022年6月時点ではまだありません。全て自作のⅬ型プレートでも目的は果たせますが、軽さとスマートさでは市販品にはかないません。そこでOM-1用に利用できそうなプレートを探しました。条件は、①カメラネジ穴が2つ、縦に並んで用意されていること、②前方に立ち上がり部分があること(回転防止のため)、③安いこと、です。
 
 条件に合ったプレートがありました。Sony α7RⅢ/α9専用のSUNWAYFOTO PSL-α7RⅢです。Amazonで1600円でした。
 早速購入してOM-1に試着してみるとビックリ、それほどの問題もなく取り付けは可能です。支障がある部分は、①カメラ取付け前方部分の立ち上がりにR面があってOM-1の底面前面に当たること、②カメラのバッテリー蓋と干渉すること、の2点だけでした。カメラ取付ネジ穴はそのままでOM-1が取り付きます。
 このL型プレート、仕上がり状態も良くてしっかりした作りの製品でした。
 
 バッテリー蓋と干渉する部分をカット。
今回はベース部分主体の分離方式にするため、L型部分も切り離しました。
 L型部分は、先々利用したいと思います。
 干渉する立ち上がり部分の隅の角のR部分を削りました。プレートの右側にはピークデザインのストラップ用アンカーを取り付けるための細工をしました。
 
 照準器取付け用のプレートを別途に作成し、脱着方式のプレートにしました。
 長穴の手前部分を2㎜ほど削り落としました。残りの厚みは3㎜あるので、ストラップを取り付けても強度的には問題はないでしょう。ストラップ用アンカーの紐の太さが2㎜です。
 
 塗装して、完成です。照準器はミニ雲台に取り付けます。
 
 照準器の取り付け位置に関してはこの位置がベターだと思います。
 モニターの開閉やカメラの入出力端子部にも干渉しないし、両眼視も可能です。
 
■ GITZOのカメラ用一脚を補助脚つきにする
 ”フルード ビデオ一脚ベース MVMXPROBASE ”を使用して、所持しているGITZO一脚(GM2541) を補助足つき一脚にします。
 ※細工をされるときは、自己責任です。
 購入したマンフロット製品です。他に六角レンチ1個が付属します。
 製品を組付けた時は、このような状態になります。樹脂製パーツの六角部分からカメラ細ネジが頭を出します。
 GITZO一脚の先端は丸形状の筒にカメラ太ネジをねじ込む構造です。
 黒い樹脂製パーツの六角形状の角部分を削り、丸形状に整えます。ここを失敗すると大変なので丁寧に仕上げます。
 別途に用意した、カメラネジ変換アダプター(エツミE6663など)で付属細ネジを太ネジ仕様に変換します。
 
 GITZO一脚の先端に合う形状に細工したパーツ一式。
 GITZO一脚の先端に細工したパーツをねじ込んだ状態です。  マンフロットの説明書に準じて組付け、一体化完了です。違和感は全くありません。
  
■ 車のドア用カメラ一脚 (ミラーレス一眼用)
 車の中からの撮影では手持ちよりもカメラサポートがあった方が楽ですね。で、ドア取付け型一脚を作ってみました。材料は、ホームセンターで購入したL型の金物(スチール製)大(1個)と小(2個)、それと家にあった木板、ビス類です。材料の購入費用は約580円です。
 機材一式の重さは車のドアボックスで受け、ドア枠に引っ掛けて倒れないようにしただけの簡単一脚です。軽いミラーレス一眼だからできる方法かもしれませんね。
 車内で動けば当然機材全体がブレますが、カメラの強力な手ブレ補正が助けてくれます。
 
■ デジスコ
一眼デジスコミラーレス一眼デジスコ
 ー2017年のスタイル-
 使用カメラ・・・
   DMC-G7、E-PL7
 使用レンズ・・・
   M..ZUIKO 25㎜ F1.8
   M..ZUIKO 45㎜ F1.8
   G VARIO 14-42mm /
     F3.5-5.6 II
     ASPH. / MEGA O.I.S.
 コンパクトデジカメのデジスコに対して
【長所】
・カメラのファインダーが使える。
・カメラのAFがピントを追いこんでくれる。
・電子レリーズが使える。
・スコープとの接続がシンプル。
・撮像素子が大きいので高画質。
【短所】
・合成F値がコンデジより大きくなる。
・カメラがコンデジより高価。 
 スコープとの接続は、カメラレンズにステップアップリングを取り付け、その先に接眼レンズとの接続のためのNikon製「デジタルカメラアタッチメント FSA-3」をねじ込み、行っています。接続方法としては非常にシンプルです。
上の画像では、
(DMC-G7)+(M.ZUIKO 25㎜ F1.8)+(46㎜→58㎜ステップアップリング)+(FSA-3)です。これで、スコープDE82に接続できます。

 FSA-3は今では販売されてはいません。デジスコドットコム製のカプラーTA4が同様の機能を有しています。
 スコープとカメラとの接続をステップアップリングを使用して行うのは、軽いミラーレス一眼とはいえ信頼性の面でちょっと不安です。
 そこで、カメラ三脚穴を利用して、ミニクランプを使った自作サポートで下部から支持しています。ブレ対策にもなりますね。
 このサポートは3D方向に調整ができます。これを使えば、コンパクトデジカメもセット可能です
 
コンパクトカメラによる過去のデジスコ
 E-P2を使用したデジスコの前に使用していたコンパクトデジカメはSONYのW200。
 全体のセットが面倒ですね。
・付属の構成品
  照準器
  モニターフード(自作)
  デジカメブラケット(自作)
  クイックシュー
■ 照準器
照準器  デジスコにとっては照準器は切っても切れない縁、親子みたいな関係ですネ。

 望遠鏡だけで野鳥をとらえようとすると「ここでもない、こっちでもない」と時間の浪費。相当の才能の持ち主以外は、これがなければ望遠鏡ですばやく野鳥をとらえられません。本体のバランスプレートにセットして使っています。

 これまでいろいろと試行錯誤の結果、今は小さな自由雲台をセットしています。使い勝手はGOODです。
 照準器にスィッチを取り付けました。
照準器  このタイプの照準器はダイヤルを回すことでドットの強弱と電源offをしています。これの操作がとても面倒くさいし、ダイヤルを回すときセット位置がずれることもあります。
 本体の中から電線を延長し、スィッチを取り付けました。これでセット位置のずれ、無駄な電池消耗も解消です。
 なお、小さなボックスは100円ショップで購入しました。
■ CASIO EXILIM EX-Z1000用デジカメブラケット
デジカメブラケット デジカメブラケット
 EXILIM EX-Z1000が2006年5月26日に発売されました。このデジカメの有効画素数はこのクラスでは最高の1000万画素。しかも私にとってそれ以上に魅力的なのは、モニターの画素数が23万画素もあること。「デジスコでのピント合わせの精度とスピードが上がるはず。」、ということで発売日に購入してしまいました。
 しかしこのデジカメをスコープに接続する機材がまだないので、自分で製作するしかありません。このデジカメはSONYのW7よりレンズの操出しが長いので、「NIKONのデジカメブラケットFSB-1Aが利用できるかも。」という思いはありました。FSB-1Aの各パーツを切り離し、EXILIM EX-Z1000に合うように調整してL型アルミに取り付けました。FSB-1Aの長さの調整も必要です。
 スマートではないですが、うまくいきました。全域、ケラレもありません。これからはコイツで・・・・・。仕事の休みの日は製作に没頭したため鳥見にはなかなか行けませんでした。しかしこれで、ますますデジスコが楽しくなりそう、グフフフッ。
 データ量のでかさを考えると、デジスコ撮影のスピードと小回りには不安があります。WEB利用としては不必要かもしれませんが、余裕のA3印刷が可能です。
■ バランスプレート
 物を叩くと必ず音がします。なぜ音がするか?・・・、それは叩かれたものが振動するからです。その振動が音となって私たちの耳に聞こえてきます。通常、振動しないものってありません。空気だって振動するんですから。マ~、そこまで極端ではないですが、デジスコにとって揺れはブレ写真の元凶、大敵です。
 デジスコで使用する望遠鏡には三脚に固定する足がありますが、しかし、その部分は望遠鏡の重心にない場合があります。そのために望遠鏡をそのまま三脚に固定しても前が重かったり後が重かったりして、「イザ撮影!」の時にはポイントがずれたり、ブレたりでイライラさせられます。そこでバランスプレートの登場です。バランスプレートを使用すれば、デジスコを水平に構えたときに望遠鏡と三脚の重心を合わせることができ、手を離しても撮影ポイントがずれることはなくなります。これだけの工夫で、撮影はものすごくやりやすくなります。
 しかし、それでもまだ不満足。チョット手で触れただけでモニター画像にはブレが発生しています。これが振動です。これを少なくするための工夫、その方法にはそれぞれのシステムで違いはありますが、基本はバランスプレートを使って2点以上で固定すること。私はボルトを使って望遠鏡の後を支えています。たったこれだけで、重心のバランスがとれると同時に、振動はこれまでの1/10って感じでしょうか。
バランスプレート
 望遠鏡のモデルはNikon EDⅢです。この望遠鏡は後部が重たいので、バランスプレートを使って本体の重心位置に三脚が固定できるようにしています。
 しかし、デジスコとしてカメラをセットすると、またまた後部が重たくなります。この重心調整は三脚側の雲台のスライドプレートでおこないます。雲台にはスライドプレートが用意されているものが必要ですね。
 ジンバルタイプの雲台といえども、このバランスの基本は変わりません。
■ 汎用型デジカメブラケット
 デジスコをやってみよう、また、やっている人にとってのネックは「スコープとデジカメの接続をどうするか」でしょう。メーカー品でセットになっているのはNIKONだけです。しかも、汎用でないためデジカメごとにブラケットが違います。NIKONでないデジカメを使用するとなるとそれ以上に悩みます。このような時はデジスコ専門店でデジカメにあったブラケットを購入するか、工夫して自作(デジカメごとに作製するとなると、苦労します)することになりますが、いずれにしてもその都度となると大変です。ということで、これまでのデジスコ経験を参考にして汎用型デジカメブラケットの製作に挑戦してみました。
 製作に使用した工具は基本的には普通にあるドリル、金ノコ、ヤスリで、材料の固定用として小型の万力も必要です。高価な旋盤を持たない者にとって他に必要なものは、やる気と根性でしょう。時間のあるときに、少しづつ仕上げていきました。
デジカメブラケットの各パーツ

・汎用ブラケットのパーツ
 Nikon製F-CP885(改造します)
 アルミ金物(平形、L型)
 電線接続用スリーブ
デジカメブラケットの各パーツ デジカメブラケットの各パーツのセット
 左写真は、目的別に各パーツを組み立てたところ。左はブラケット部分、右はデジカメセット部分。真ん中のパーツはお互いを繋ぎ合わせるパーツで、3D方向に各パーツを調節する役目をしています。
 右写真は、全てのパーツを組み立てた状態。マ~、想像していた通りの出来上がりになりました。後は、微調整、余分な部分のカットと塗装です。
デジカメブラケットの各パーツのセット デジカメブラケットの組み付け
 各パーツのスタイルを整え、塗装も完了。各パーツをビスとナットで組み付けて汎用ブラケットの完成です。分解可能です。
デジカメブラケットの完成 デジカメブラケットの完成
 DSC-W7、EXILIM EX-Z1000を仮セットしてみました。いずれも、問題なくセットできました。この2機種しか持っていないので他のデジカメでは確認はしていませんが、マ~汎用ブラケットといっていいでしょう(自己満足かも)。もし合わない機種があっても、合わない一部のパーツさえ製作すればOKです。
 その後に購入したDSC-W200でもこのブラケットでOKでした。ミラーレス一眼(E-P2)でのデジスコを採用するまでは、このブラケットによるデジスコスタイルです。
■ RICOH"Caplio GX100"でデジスコ
 RICOHの”Caplio GX100”は通常持ち歩いて魅力のある、広角側を重視した24mm~72mmのコンパクトデジカメです。自分好みの設定もできるし、プログラムシフトも付いています。しかし、私にとってもっと魅力があったのは、①ケーブルスィッチが使える、②液晶ビューファインダーがある、③コンバージョンレンズ用のアダプターが取り付けられる、ということです。これは、デジスコ用デジカメとしての最高の条件を備えているということになります。コンバージョンレンズ用のアダプターに細工をしてスコープの接眼レンズにセットできるようにすれば、それだけで即、デジスコ用に変身ってことですから。
 で、やってみました。広角側ではケラレがあるのを覚悟しながら・・・。
レンズアダプターのカット部品 caplio用レンズアダプター
 左はNIKON製F-CP885のデジカメ接続部分をカット、右はコンバージョンレンズ用のアダプターをカット。両部品とも外径は50mmなので、お互いの接続は容易です。
 デジカメの広角側がレンズの操出しが一番長いので、その長さに合うように慎重に調整してカットします。
 両部品を接続しました。接続には約50mm径の樹脂製ボトルをテープ状に切断して、ジョイント部品として巻きつけ、その上からテーピングしています。
 これで全て完成です。これまでのブラケット作りからすると、ずごく簡単でした。
caplio用レンズアダプター

 Caplio GX100に製作したブラケットを装着しました。ブラケットの着脱は一眼レフのレンズの着脱と同じで、とっても簡単。

 問題の・・・、デジスコとしての性能は・・・、やはり広角側では大きくケラレが出ました。しかし、ズーム60mmくらいからはケラレもなくなり、問題なく使用できます。デジスコとしての使用範囲は狭いですが、それを考慮しても手軽さを考えると魅力です。
caplioでデジスコ

 デジスコスタイルはこのように、いたってシンプルです。スコープと接続用のブラケットはスコープ側にセットしたままデジカメだけがワンタッチで外せますので、通常撮影に即切り替えられます。

 テレ側だけでの使用はチョット残念ですが、広角側重視のデジカメですのでこれも仕方ありません。画質評価もこれからです。いろいろな場面で撮影回数を重ねてみないと・・・。
■ テレコンDMW-LT55にフィルターとフードの取り付け
 多くのコンバージョンレンズには先端にねじが切ってありません。Panasonicのコンバージョンレンズも同様です。
 このレンズにフィルターを取り付けられるように簡単な加工をしました。
 購入材料は
・保護リング77mm(写真右)
・フィルター77mm(写真左)
 
 DMW-LT55の先端内径が≒77mmなので、まずは77mmのリングが必要です。フィルターのガラス部分がない形状の”保護リング”を「八仙堂」さんからネット購入しました。保護リングにはフィルター用のネジも切ってあります。
 フィルターは自前の77mmがあればそれが利用できます。

 保護リングをテレコンの先端の差し込んでみると、当たりがあってきれいには入りません。無理をするとリングが変形するおそれがあります。

 きれいにセットするために、保護リングのねじ山をやすりで削ります。
 保護リングの縁の厚みが≒4mmなので、それより少し厚めの板をリングの横に沿わせてそれをガイドにすれば、他の部分を傷つけることもなく削れます。念のために、傷つき防止としてマスキングは必要でしょう。
 ねじ山は少し削れば十分でした。


 本体と保護リングがきれいにセットできました。
 保護リングの削った部分に、点付けでエポキシ樹脂接着剤をつけて固定しました。工作の時間は30分程度でした。

 製品付属のカバーも、そのまま取り付けられます。

 これで、77mm径フィルターねじ付コンバージョンレンズの完成です。


 購入した77mmフィルターと所有のフードを取り付けてみました。ばっちりですね。

 フードは、HOYAマルチレンズフード(3段伸縮式ラバーフード)です。

 ちょっと使ってみたくなりましたね。
 
 小定量液吐出容器(ハンドラップ)の工夫
  レンズなどのクリーニングに、この少定量液吐出容器に無水エタノールを入れてを使用しています。似たような容器が数社から販売されていて、何れも「ハンドラップ」という名称のようです。
 この容器のヘッドをちょこっと押し下げると少量の液が出てくるので、扱いやすく大変便利で形もきまっています。しかし、使っていると気になる点があります。それは、次の2点です。

・持ちにくく、落としそうになる。
・無水エタノールを入れたまま放置すると、周囲から消毒臭が微かにする~揮発液なんで、やはり漏れているんでしょうね。

 これを改良したいと思っていました。!
 ある日、食事中に目の前の容器に目が留まりました。「これは使えるんじゃないか」ということで、早速、寸法を測ってみました。ばっちりでした。ハンドラップの為にあると思えるほどのスタイルのいい容器でした。それは・・・、「桃屋の”ごはんですよ!”中びん」でした。

 ハンドラップのポンプ部分である金属筒の長さが約67mmなので、瓶の深さはそれより若干深い必要があります。このような瓶はジャム容器など、他にもいろいろありそうです。
 蓋の貫通部分の径は約8.5mmですので、それに見合う穴をあけ塩ビ板で補強をしてポンプ部分を取り付けました。

注意:ハンドラップの金属筒の中には逆流防止用の小さな金属球が入っています。筒を取り外したときに逆さにすると出てきますので、なくさないように。
 出来上がった自作のハンドラップです。  サイズ比較のために、並べてみました。
 使用状態の自作のハンドラップ。
 ハンドラップを使用している他の方と同様に、カサ上げ用のビー玉を入れました。
 これが保管状態になります。同じ瓶をもう1つ用意して、ハンドラップの蓋を密閉蓋に入れ替えています。2個ワンセットで清掃用ボックス内で保管します。
 これでアルコールの漏洩はなくなるでしょう(今のところ、大丈夫そうです)。