和白の野鳥
 *** 和白の野鳥 ***    Wird Birds in Wajiro (tidal flats)   update:2025.06.01
 福岡市東部には和白干潟があります。ここには、四季折々多くの野鳥が集まり、バードウォッチングには最適です。
 ここを中心とした野鳥とのふれあい、いろんな野鳥との出会いが楽しみで、いそいそと出かけています。
 
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サンコウチョウ / 6月
      
         
 東南アジアで越冬していたサンコウチョウ、春になると日本、台湾、朝鮮半島などにやって来て暗い森林の中で繁殖します。やって来た当初は都市公園でもチャンスがあれば出会うことがありますが、数日で森林に移動していきます。
 例年繁殖しているという県内の森林に出かけてきました。サンコウチョウは繫殖に適した環境が整っていれば、奥深い森林でなくてもすみつきます。今回出かけたこの森林もそのようなところで、人の生活圏内でもあります。
 サンコウチョウが出そうな場所に着くとすでに先客のカメラマンが2人いて、サンコウチョウに出会ったふうな様子です。『今年もやって来てる!、よかった~』。この時期のサンコウチョウは既にカップルになっていて、囀りはあまりしません。耳をすますと、地鳴きも聞こえ動き回る雰囲気も感じられます。あとは出てくるのを待って、パシャッと撮るだけです・・・。
 しかし、遠くで飛び回る姿は何度か確認できるものの、なかなか近くにはやって来てはくれません。何の変化もないまま4時間ほど経ち、先客はあきらめて帰っていきました。1人になりましたが、もうしばらく粘ってみることにしました。『いいことがありそう・・・』と、1人になったことで期待が膨らみます。そうしてなんと、静かに待つこと数分で・・・、地鳴きが聞こえたと思ったら近くの枝に姿を見せてくれたではありませんか。1人になったことが幸いしたようです。さえずる姿も見せてくれました。短いひと時でしたが、突然に、最高の一日になりました。
 友人同士ではどうしても、談笑したり動き回ったりしてしまいますが、野鳥が警戒しないはずはありません。それが姿を見せてくれなかった原因である気がしています。あらためて、そう実感した一日にもなりました。

サンコウチョウ:全長は ♂約45cm ♀約18cm